高畑耕治の詩


ホトトギスとお月さま



  二の腕お月さま


夕ぐれ木立
ホトトギス
そんなに優しくひとり
誰になくの?
愛する小鳥に?

一番星のえくぼ
白く細い
二の腕お月さま

あのひとおもい
こころしぐれる

ホトトギスぼくもひとり
なきたい



  お空のお耳


こころのくちびるかたく
むすんだぼくに

うたほとばしらせ
ほとばしらせつづけて
ホトトギス
うたうんだよこうやって
うたいたいからうたうんだよと

夕ぐれ半月
お空のやわらかな
お耳に

きっと
聞こえてる



  おぼろうるる


お月さまおぼろうるる

さえずりやんだ
木立まっ暗
ホトトギス
どこにいるの?
まぶたとじて
まどろんでるの?

お月さまも
瞳とろろん

うるゆる
ゆめにとけましょう





「 ホトトギスとお月さま 」( 了 )

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