高畑耕治の詩


かなしみ



  


ながらくみることもなかった
ゆめをみました
しあわせなじかんでした
うつくしいせかいでした

はかなくきえたしゃぼんだけど
生きたじかんでした

のこったのは
かなしみ



  


たいせつにおもえる
なみだいろの
かなしみでした

たぶんさいごの
ゆめ



  


いいかけてまた
のみこんだ

むげんループの
さようなら



  


かなしみしるひとが、ひと。




「 かなしみ 」( 了 )

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