あたま
冴え冴え
( そうか
このあたま
星空なのか )
夜通し感じていよう
売れない詩人が夢でした
思春期の第一歩から
投げやりなひと
( 投げやり
へんな言葉
ぷ )
こころの底から愛し愛されたい
愛おしみ悲しみこころ痛めてあげく
弱り疲れ果て倦んだ
投げやりのあぶく
ぷくぷく
あなた何歳?
五十一歳
( おそろしや
よく生きながらえたな )
こころ十四歳でありつづけたこと
そのことだけがわたしの
誇り
( 埃? )
自分の年齢さえ
どうでもいいひと
( そうか
うん
とても成長したな
悲しいひとだな )
わたしの度量をこえて
生き過ぎてたぶん
殺伐社会で生き延びる知恵
こころに着ぐるみ鎧とマスク
無感覚無頓着でやり過ごす
たとえ時間の浪費であろうとも
( つらいならつらいと
言ったほうがいいなたぶん
自分だけのためでもたぶん )
憂鬱悲しく苦しくつらいとばかりの
疲れたわたし
不幸なのかな?
かもしれないけど
こんなわたしであっても
あなた優しく声
かけてくださった
ふぁいと
( ぷくぷくあぶくの
虚しさに負けず脆さに甘えず
つぶやくんだわたしも )
ふぁいと
こころそうでしかありえなくても
投げやりに徹してわたしを
生きよう
お腹こころ痛め生み育ててくれた母
( 弱音吐きました
ごめんなさい )
与えてくれたいま
大切にしよう
こころある優しいひと感じ
声に耳澄まし
この身砕こう
与えられた最期まで
眠り
目覚められたら
弱音吐きつつ
生き延び
( 好き
大切
愛しい
いのち
感じる一瞬を )
生き
愛そう
( 永遠の無
想いながらも )
与えられた一瞬
捨てず
( 売れない詩人の
投げやりな
夢 )
優しいあなたのこころに
こだましたいと
( けんめいにわたしも
生きます )
ふぁいと