かなしいかなしいかなしい て
飽きるまで疲れ切るまでわめけば
ええやん
かなしいねん
ほんま どうにもならん
たまらん
( うつとは何?
――正気であること )
なんでこんなにかなしいねん
なんでここにおんねん
( そんなもんわかるか )
死にたい生きたいゆうてんねん
( いつも近くにいてほしい
ひと )
悲しい哀しい
愛しい て
( 生きていてほしい
ひと )
ゆえるうちはまだ
死なん
生きてんねん
愛してくれへん
( そやからやろか?
あなたを )
愛してまうんや
このまま死んでもたら
卵のときから
食べてきたみんなに
恥かしやろ
( 生きたいのに生きられない
生きもの )
なんでおまえなんかになってもたんや て
救われようもないやろ
捨てたら
あかん
( 生きたいのに生きられない
ひと )
なんでやねん
ほんま
なんでやねん て
かなしいかなしいかなしい て
生きものの
ひとの
かなしみ
( このつかのま )
歌うんや
ねておきて悲しい哀しい愛しい
ゆうて
ねておきてねておきて いやでも
眠るんや
( えいえんに )
かなしみまみれ
生まれたまんま
えんえんえんえん
響かせるんや
( 泣いてるだけやて? )
そやで
ひとやもん
な
( 泣いたらええやん )
涙のひかりで
微笑も