高畑耕治の詩


三日月の夜、友だちに



どうしているのだろう

ときおり思いおこしていた
幼い日の友だち

元気にしてる?

亡くなっていたと
教えられ
こころゆがんだ
三日月の夜です

悲しみいろ
沁みて痛い
泣きたい夜です
お月さま

夜通し薄曇りおぼろにわたし
溺れていよう
笑顔のままの
友だちの記憶に





「 三日月の夜、友だちに 」( 了 )

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