高畑耕治の詩


泡ものろーぐ



永遠の海の波に
一瞬はね
ひかる

ほんのちいさな

なのに

どうしてだろうひとは
わたしは
死にたいなんて
おもってしまう
しまえるのだろう

太陽もお月さまも星も天の川も
あおい空も海も
生きものたちも
みんな
死にたいとおもうこと
きっとあると
まじめにおもうひと
わたし

病んでいるのでしょうか
生まれた宇宙銀河星世界社会の闇
あるがまま遺伝したのでしょうか

なのに宇宙銀河星
 ( 世界社会は汚いけれど )
ひとあなた
美しくて
切なく
やるせない

病んでいようが
泡であるままふるえ
感じていよう
死んでどこへやら
ゆくまで
きえるまで





「 泡ものろーぐ 」( 了 )

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