高畑耕治の詩


文学が好き



悲しければ悲しいほど
美とひとのこころきっと
感じとれるから
悲しくても苦しくてもいいや
がまんする
開き直り眠ろう
目覚め生きるため

文学はひとのこころ
ひとありのまま
愛すること

頭に閉じ込められない
こころいっぱいの
いのちの
鼓動

人間いないなら文学じゃない

人間らしさ
人間味
痛みと悲しみと喜び
女と男の求めあわずにはいられない
女と男の境界
ゆき交わずにはいられない
ただそうなんだから生きるしかない
人間くささ
こころの醜の奥底の

見つめ感じずにはいられなくて

文学が好き




「 文学が好き 」( 了 )

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