気づくとゆびの爪 のびていて 逢えない触れられない虚しさの 鈍くまのびした 空白の時間 もうこんなにも あなたにいま触れたくて ゆびのばし 時の流れの 愛しみの 肌 さかのぼる いま触れあいたくて けして消えない 愛おしい 生きつづける 記憶 こころの手のひらで さぐり さわり つかもうと強く 爪たてると 孤独 痛くて 傷を 愛としる
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