高畑耕治の詩
花のいのち
花のいのち儚くて
ねじ花うすもも移りにけりな
もう
咲き終えて
咲き初めたせみのこえ
ふりしきる土のうえ
* 参照
小野小町「 花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 」
『 古今和歌集 』(小町谷照彦訳注、ちくま学芸文庫)。
林芙美子の詩句「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」
「 花のいのち 」( 了 )
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銀河、ふりしきる
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