高畑耕治の詩


葉っぱ



色鮮やかだった葉っぱ
もういない
はだかの枝にも 風の音にも
踏まれ踏まれてこなごな ちりちり
きえちゃった

あおい空のした 土ばかり美しく



  反歌

種しかありません
霜柱のした かじかんで
種があります

咲きたい





「 葉っぱ 」( 了 )

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銀河、ふりしきる
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