高畑耕治の詩


ひとの心は



ひとの心は汚れたまま固まると思いしらされる季節にも
もみじばかり
かえでも いちょうも
ひかりに透かされ 彩り移ろわせ
美しすぎるまで懸命に 生きておりました

見つめるひとの瞳のうえに散り輝くもみじばかりは
汚れぬ心ひとにもまだあるのだと





「 ひとの心は 」( 了 )

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銀河、ふりしきる
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