夕暮れは水辺で鴨と過ごしました。
穏やかなイヴの
星の夜の訪れでした。
夕陽地平へ沈みゆく間際
時さえ、息をとめ
水面に照り映え
燃え、鎮まり
岸辺へ急ぎ帰る
鴨の曳く
ささ波
揺らめく
煌めきの
三角錐
湖水に
幻の
樹
頂光り
聖水に
鴨の
星
冬夜空
天空も
銀の湖水
星の樹氷
ふいに思い立ち湖面を
鴨は飛び立ち
岸辺かすめ過ぎ
翔のぼり
流れ星
天頂に
高く眩しく輝くあの
聖夜の
星座に
戦争はやみ
闇の夜にも
平和の
星音
訪れますように。