定型のまったくない、その作品かぎりのデタラメな現代詩だけは、
AIモノマネしようとしても及ばない、人間の
創作廃墟世界として、
これまで同様息絶え絶え果てまで生き残る。
AI学習しようのない、馬鹿らしさデタラメの
極限まで切実に、
書き散らかすのが
昔も今も変わらない詩書きの
宿命。
いのちをかけて言葉と表現のおぼろな
水平線の彼方まで踏み外し、
はみだすこと。
なんにももたなかったけれど、気負いと情熱と
悩みと夢だけで生きた二十歳の頃のように。初心で、
書き尽くそうと思う。
死ぬまで詩に、
誇りを。
恋と憧れが、
愛にまで、深まり
高まり、鎮まり
美しさの
幻へ、
羽化しますように。
人の、
詩は、
愛おしく
美しい
心ゆらし心みたし心うつ旋律の虹かすめ言葉鼓動孤独に
舞いあがり、墜ちてゆけ。
遙かへ