高畑耕治の詩


帰郷




海のあの なつかしい
光に
かえれる
のなら、いいか

土 やがて
地と波の 果て
あの青空 奥深く星空に
かえれる
のなら、いいか

時も物も失せ もう
なにもないどこでもない
生まれるまえのあの
故郷へ
かえれる
のなら、いいか




 同反歌



人と生き人と別れ人を
愛し 去れるのなら、いいか





「 帰郷 」( 了 )

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