高畑耕治の詩


秋の絵




銀河ぎゃらりーの片すみの
葉擦れかすかな
こずえのひとえだの
さみしさ色の肌ざわりの

絵音の森へとつづく
誘いの小道に
たたずみ

みつめ
耳すまし
 〈まわるまわる宇宙はまわる〉

吸いこまれ
 〈めぐるめぐる季節はめぐる〉

救われる
 〈おわるおわる

久遠
美しく

秋、散りぬ




※読み 葉擦れ: はずれ。絵音: えおん。
誘い: いざない。久遠: くおん。



「 秋の絵 」( 了 )

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