高畑耕治の詩


いちどだけの




目覚めているのは

あきれかえりうんざりするほど
すえながくおつきあい
させられるこの夜
あの世の眠りの
ほんのほんの
つかのまの
きまぐれの
いたずらの

瞬きの


なのならよいのに

あの日あのときだけの
きみの
悲しすぎた


二度と
閉じない





「 いちどだけの 」( 了 )

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