高畑耕治の詩


花は君の名




かなしみの

むねに抱けたのなら
砕けても


澄みとおり
散りゆき
花びら
腐りくずれ
果て
消え
気づかれず
忘れられて


咲き
生きたのなら


花の名は
君の名

花を呼ぶとき
君を呼ぶ

なにもかも
消えても





「 花は君の名 」( 了 )

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