高畑耕治の詩


ひとの、花




人のいのちをどのように
あざけろうが
さげすもうが
ののしろうが
あわれもうが
なげこうが
おとしめようが

人のいのち
のぞまれ
つながれ
いまあるように

どんなに
みくだされ
むしされようと

こころの花
詩も
のぞまれ
紡がれ
いまもいのち
あかし

ひと、滅びるまで
絶えようもなく
咲く

なすすべもない、病、痛み、
かなしみに、
洗われ





「 ひとの、花 」( 了 )

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