高畑耕治の詩


幼い草花のワルツ




海風に包まれた半島の
はずれの町の家並みの
片隅の空き地で

あお空からの
明るい波の
ひかり
あびて

春まだ幼い草花と
おんなの子
かがんで
お話

ちいさな
花の環
髪飾り

編んで
いたよ

草花のゆめ
ゆびで

紡いで
いたよ





「 幼い草花のワルツ 」( 了 )

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