高畑耕治の詩


エデンの東海、エンマの末裔




まだ
月曜深夜過ぎ
エデンの園の
囚われびと
既に
疲れ果て
遥かな日曜
もう
待てない、

労働するしかない生きものに
休息を、
ヤスマセテクダサイ
なんていっても
ダレも。

イノチノおわりマデ
イキヲできるかぎり
ヌイテヤスミ
ナサル
ナと、
天から
ふりそそいでくださる
オトガメの
幻聴。

イキテこられた
ノダカラその
ツミに優しく
バツを、
天から慈しみの
ラブソング
フリソソグ。

神様の即興きまぐれジャズ
外された不況音のよう
悲しいコトダ、
よかったノダケレド
和音なら。

天の声、
これからハーモニーを
ツクリダサセルためにあえて
不協和音を
と。

オマエのために
など
やってられるか、
冒涜
ボウトク
涜神
トクシン。

願わくは名に
ふさわしい、神で
あって
クダサリたかった、
アクマエンマ
にしか、
おもえず。

なぜ小中高生の卒業の
涙の純粋に、

生きられないのか。

とおりすぎた
アノトキ、
わすれるな。

夏の海、
光の
あのとき、


愛おしい。





「 エデンの東海、エンマの末裔 」( 了 )

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