泥池に泥の造花は虚しい
泥池にも美の幻花
けはい
咲き散らす
詩宇宙と異時空の
紛争の星にも
ひろく、ふかく、こまやかに、はるかな。
ほほえめるもの
ふるえ
ふりつもり
ふるふるる
とけきえてゆける
うつくしいかなたへのものを
波の花
浮かび沈み
ひかりかげり
波間にも
花
痛み悲しみ
散り
結ばれ
海に
花
夜空を
星肌に受光する
瞳孔に受胎し
星となる
いつまでも
なぜ、
と瞬けば
とある星の子の姿をかり
闇夜おとずれる
宇宙深海ダークマターの精
ささやきこっそり
おしえてくれたのです
遥かな海のささなみ
夢限夜空に
星色心彩の
星座を
想い描き奏で
いのち
星夜空の
花の環に
結ばれる