高畑耕治の詩


ツグミもメジロも



木枯らしにさらされていた
枝えだ
初々しい微笑みの白
まばゆい春の梅の花

うっすらきのう
雪化粧

明けてあかるい光の今朝
いつのまに
口紅さして梅の花

待っているのは
ウグイスの
歌?

芝生の公園おんなの子
吹き舞いあがるシャボン玉たち
風にさえずる
まぶしいまるみに

つぼみも
ツグミも
まばたきしたはず

キミドリの羽
メジロも誘われ
芽吹く若葉
きっと咲かせにきてくれるはず





「 ツグミもメジロも 」( 了 )

TOPページへ

新しい詩
目次へ

サイトマップへ

© 2010 Kouji Takabatake All rights reserved.
inserted by FC2 system