高畑耕治の詩


おもいだすのは
 さよならばかり




指を傷めて練習しても
上手く弾けず
手離したギター

探しもとめても
みつけられなかった
メロディー

あふれだし
みつかるのはいまも
かなしみばかり

抱きかかえいま
つまびいているように

旋律にのせいま
くちずさんでいるように

おもいだすのは
さよならばかり

うたう

ことば
かなで

うたう

こころの
こえの
リズム
ふるえ





「 おもいだすのは さよならばかり 」( 了 )

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