高畑耕治の詩


あえた なら



うぶ声をあげ目をひらき
はじめてみた
はは
このよ
このいえ
しゃかい
こっか
しゅぎ
しゅうきょう
えきびょう
ふんそう
せんそう

はじめての
はだかの声に
いみも
つみも
あるものか

時空うちゅう
月のとなりの
球体
たまたま
そこここだっただけ

ひといきものを
断罪
なされるひとさまは
えいえんのかみさま
えんまさまで
いらっしゃるのか

ひらかれた
ひとみ
くち

その血で

いみも
むいみも
つみも
わざわいも

みつめ
あい
みとめ

あえた

なら





「 あえた なら 」( 了 )

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