高畑耕治の詩


ミモザのこみち



アカシア
どんな花だったっけ?

吹きこぼれる花ふさの
泉を見つけた散歩道
あなたに
伝えたいと思った

アカシアかな?

送ってくれた
写真の
アカシアのような
この

ミモザだって
気づいた

ミモザやわらかに
波うつ
黄の
花ざかり

確かめにきてこのあたり
なぜか樹も花もなにも
もうないんだ

ここじゃない場所
ずっと遠いどこかでいつか
見たんだっけ?
あちらがわの世界から
ちらちら
誘われたのだろうか?
もう
思い出せないんだ

ひたいにかかり
くびすじへ流れかろやかに
ときおりかすかな風に
ふっとふくらみ耳たぶを
くすぐる長い
髪の
花ふさの
波きらきら

花かげさがしさまようこみちに

うしろ姿の
あなたを

見つけた
気がした

ミモザひかりまばゆい
憧れのあの世界への
あなたへの


黄の金の
花飾り




*読み 樹:き



「 ミモザのこみち 」( 了 )

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