高畑耕治の詩


ちゆ



伝えるたびすこし、
なにか、
治癒してゆく、

感じる、
口あけた傷の痛みはまだふさがらなくても、
診療室の薬品の、
苦い匂いの、
緊張のなかでも。

ありがとう

看護師さん、

ございます、

くりかえし、
伝えるたび。




*読み 治癒: ちゆ



「 ちゆ 」( 了 )

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