高畑耕治の詩


コロナの星



茜色も沈む
底なし夜空の果てに
む音まぶしく
噛むような

砂金

星言葉さらさら
話しかけてくれますことには

「 すなおな言葉
 そのコロナの星のうえきみはいつ
 失くしたの?
 ワスレタの?

 好きな草花
 愛おしいひとの歌
 思い出せもしないの?
 まだ息してるの? 」

遥かあなたからこぼれおちてくる光の
金色の砂粒
瞳の水たまりにうかべ

「 こころの肺の奥深く
 ガラスの破片に
 ササレキザマレ
 息できず
 苦しく痛くても

 けんめいにけんきょに生かされている
 ひとでわたしもさいごまであれますように 」

生き苦しくマスクしてイキを

吸って
吐いて




*ふりがな 茜色: あかねいろ。金色: こんじき。



「 コロナの星 」( 了 )

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