高畑耕治の詩


ねむの羽



明けないコロナの長梅雨にも
鳴き始め。
せみ。
この、夏眩しく。

「 待っていたの 」 と

そばで
梢で
うちしめり
咲き残り
清く白
淡く紅の

うちふるわせ

ないている
愛しい
ねむの木の花




* ふりがな 長梅雨: ながつゆ。紅: くれない。愛しい: かなしい。



「 ねむの羽 」( 了 )

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