高畑耕治の詩


雨だれ、、。紫、陽。花。



 六月のブーケ


あなたがいつか
いってくれた気がする

「 六月の花嫁になりたい」 って

「 冷たい雨
 ぬれてつらいけど
 わたし好き」 って

あなたがいまも
雨粒と
呟いてる気がする

「 六月の音楽になりたい」 って

しめやかな
雨音の
滴のブーケに

彩られ美しい
紫陽花
あなたが



 、。。


流れおちて滴
ぽろん

水たま宿し
ほあん
宿り水たまに
ぽあん

あか紫
ふあん
あお紫
ほあん

ふあほあ
ほあん

きみの瞳に
うつり
ふあん
ほあん
ぽろん

雨だれ、、。
紫、陽。花。
幻奏曲



 星の、雨の花。


雨だれは恋人

太陽のコロナに
育まれつつ
COVID-19の
嘆きの涙の
乳冠
ふるえやまない
苦しみの星の
わたしにも

ショパンにふりそそいだ
音符の小人たちの
きらめきのように

雨だれは悲しみの
恋人

雨空の向こう
星空はるか
銀河の果て
咲いているという
闇と光の
紫陽花

過去いま未来まんだらの
過ちまだらな
青紫の花の
瞬きと
交感できるなら

雨だれは旅人
雨だれは恋人
愛しみの




*ふりがな 紫、陽。花。: アジサイ。雨音: あまおと。
幻奏曲: げんそうきょく。COVID-19: コヴィッドじゅうきゅう。
乳冠:にゅうかん( ミルククラウン )。雨空: あまぞら。
愛しみ: かなしみ。

*参照 COVID-19 Coronavirus disease 2019 新型コロナウイルス感染症(WHO 世界保健機構)



「 雨だれ、、。紫、陽。花。 」( 了 )

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