高畑耕治の詩


ポエムでなにがわるい



類人猿が人類猿となり
言葉で伝え合い始め
文字で受け渡しつづけている今
まで、ずっと。
どうしようもない
生きることの
悲しみは
文学
とりわけ
詩でこそ
涙の光として
こだまし
やどりつづけているのだから。
滅亡するその日まで
その音が
やむことは

ない



なぜだかほんとは
なんにもわからず
いつづけるしか
できなくても。
どこにいるのかさえ
ふかしぎな
うちゅうに
ちゅうぶらりんに
うかび
たたずむあしもとさえ
ふたしかで
ふあんで
悲しいとき。
そばに
詩は

ある




*ふりがな 音:おと



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