高畑耕治の詩


月あかり





 月に吠えても


なんで三日月なの?
どういういみ?

みあげ吠えるきみの
よこがおの
月あかり

ほほえみの
夜空

月夜かなしくテツガクするきみが好き



 月の光


ふかまる秋の草むらの
どこからかまだ
なき声
きこえたきがした

月あかり
水害の地の傷口をこころをも
癒してくれますように




*参照「 月に吠える 」萩原朔太郎の詩集名。
   「 月の光 」ドビュッシーのピアノ曲



「 月あかり 」( 了 )

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