高畑耕治の詩


きみの季節に



セミの羽根も夏の花びらも
とおく散りつくし
草むらにもふかまる秋

虫の音に目覚めたの?

おくれ育ちひとり
たちつくし
うつむきふくらむ
きみどりの
つぼみ

咲けますように
白い花

遅咲き狂い咲きと
いわれようと
きみのいのちの季節のままに

咲けなくてもいいよ
白ゆりの花

ほらきみに似て
うなじ美しく

微笑み
赤く
彼岸花




*ふりがな 虫の音:むしのね



「 きみの季節に 」( 了 )

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