高畑耕治の詩


姿



うしろ姿
うかんできて

目がひきとめられた文字の
しなやかなひろがりに
やどり香りだす

歩み去ろうとしてふとふりかえり
微かな風かろやかに
ひるがえる

あの日のあなたの
微笑みの

ながい
髪の



いまもいつまでも





「 姿 」( 了 )

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