高畑耕治の詩


横笛吹き



思い出したよ横顔のくちもと

「 横笛吹きになりたかったの 」

もれでたきみの息のかすかな
愛しい音色

あっというまにセミと消えた夏祭り

太鼓と笛の音いまも悲しく鳴りやまないのは
くさむら澄みのぼる鈴笛と

たぶんあの日のきれいな夕焼け
やどしたきみの
瞳やさしい

憧れのせい




*ふりがな 横笛吹き: フルートふき。愛しい: かなしい。
鈴笛: すずぶえ。



「 横笛吹き 」( 了 )

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