高畑耕治の詩


コオロギの弱音



秋の終わりの
ツヅレサセコオロギの夜の
細りゆく音は

徒然
つれづれ
なるがままにと

しんしんかなしみふりつもる




*ふりがな 夜: よる。音: ね。
*参照 「 徒然草 」書き出し:「 つれづれなるままに 」吉田兼好



「 コオロギの弱音 」( 了 )

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