高畑耕治の詩


花束



校庭のみえる交差点
横断歩道わきのガードレール
結び置かれた
花束
枯れていて

小学校から遊び声
空いっぱいに
こだまして

とどきますように
咲き香りつづけますように
悲しみの


ささげられた子
いつまでも
想われている





「 花束」( 了 )

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