高畑耕治の詩


こねこはのびをして夜空に



ごはん待ちくたびれ
やっときたねと
のびをするおまえの弓なりの背から
すべりあがり夜空に
まあるいお月さま

こねこほらまるで
おまえのおめめのよう
なんでそんなに
澄んでいるの?

すべりおりてひかり
この胸の冬のやみよも
てらしだしてくださいますように





「 こねこはのびをして夜空に 」( 了 )

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