高畑耕治の詩


飛翔



うすあおの高み
どこからともなく
すべりおり
どこへともなく
きえた

軌跡の
美しさばかり
どこにか
のこして

傷えぐる戦闘機ではなく
憧れの

白鷺



   反歌


ふるさとの空
いつのまにやら
「 集団的自衛向け」
米軍需産業機の爆音の
キタナイ戯画もよう
「 我が軍 」の「 美しい国 」
なんてことやら





「 飛翔 」( 了 )

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