しずんでゆく太陽のひかりに砂はうかびあがる かぞえきれない砂つぶとほうまつのくちづけ 雲間からおりてきたことりたち いつでもとべるから 波とあそぶ ふりかえると かすむあお葉にあんなにしろく うきだしていた灯台は とおくあかく 足あとはまぢかで もうきえていて 歩いていたわたしはみえない 砂にかいたあなたの 文字もねがいも かいがらもみえない
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