高畑耕治『死と生の交わり』


生と死の交わり

(2)


ほんとうに 救われないと 感じてしまったひとは
自分のために信じ祈り信じず呪い 絶望・希望のなかで 死ぬ
「 ひとりひとりの生命と死のどうしようもなさ 」 この言葉に
< わたしの生命の…… >という 叫び・ねがい・呪いが
にじみこんでいなければ こぼれおちてしまっているなら
何ものでもない その者そのままに
わたしの絶望・死のとき 叫び・ねがい・呪いは
このわたしをこえて わたしではない
誰かに 何かに
つながるか



「 生と死の交わり (2) 」( 了 )

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『死と生の交わり』
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