高畑耕治の詩


死と愛、しゅんかんの、えいえんの



  しゅんかん


いのち
しゅんかんのような
わけもわからずあたえられたいま
生きる

死ぬ
しゅんかんでもあるような
わけもわからない
えいえん

とてもこわい

いま
あこがれおそれ
いのる

ふしぎかんじ
であえたひといきもの
愛しつくし
死ねたら
いいな

こわいけれど



  えいえん


こんなわたしなりにけんめいに
愛したい愛しあいたい
もがいているので

どうか
もうちょっと
つかまえないで

ちっぽけな
しゅんかん
みのがし
まってください

愛しあえたじかんなのか
死んでからなのか
どこにあるのか
わからない

けれど
いまもっとふかくここで
愛せるまで
まって

えいえん

死んだらずっといっしょですか?





「 死と愛、しゅんかんの、えいえんの 」( 了 )

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