高畑耕治の詩


いのち



産声あげる日へ育ちつつあるいのち
生まれたばかりのか弱いいのち
幼い柔らかないのち
若い伸びやかないのち
恋する熱いいのち

いま生きている
これから生きようと願う
ひとのいのちの
社会、世界を

罵倒しあい憎しみあい殺しあうこと
ゆるし助長する惨めな末期の
社会、世界にしてはいけない

ひと誰のいのちにも必ず母
ひと殺してはいけない




「 いのち 」( 了 )

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