高畑耕治の詩


涙つぶ、西方へ



どこがどちらへどうまわっているのか
わけのわかない宇宙のなかで
沈みゆく夕陽
追い焦がれるこころ
西方浄土
何千世界の宇宙の宇宙のそのまた
果てしなく遥かな宇宙のそのむこうに
清らかな国

想ってきた人のこころ
愛しい

西方へ

夕陽いまも
涙つぶ




「 涙つぶ、西方へ 」( 了 )

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