高畑耕治の詩


あやういれもん



わたしあやういひと
ひとだからあやうい
あやうさしるひとがすき

あやうくてもひと
まえむきに
いきなきゃ

こどもの
せいしゅんの
れもん
すっぱくせつなく
あやうささえ
じゅんすいな
かじゅう

れもんのふくらみの
ふあん
ふあんてい
なみだたたえるめの
かなしみの
かたち

あやうい
なんてあやうい
うつくしい
ひびき

いのちの
れもん

あやうい




「 あやういれもん 」( 了 )

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