高畑耕治の詩


海に



どうか穢されませんように

なつかしい海
いのちの胎児まどろむ

ひとりひとりのこころの
毛細血管ゆき交う

地球のまるみゆたかな
子宮のふくらみ

 ( 汚染水
  愚かさの垂れ流しなんかに )

いのちの営み
壊されませんように

海恋し
母愛し




*ルビ 愛し: かなし。



「 海に 」( 了 )

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