高畑耕治の詩


白、ゆめ



生活のため感じすぎないよう
鎧の着ぐるみまとい
鈍くなりがちな このこころ
さいきんいちばん
感動できた
美しいもの
思いだして励ます

菜園に
一羽のもんしろちょう
こころもひらはら
追いゆき
いつしか青空
ひとひら
白い雲

もつれあいもとめあい
二羽の花びらもんしろちょう
あなたとわたしの
真昼の
白いゆめ

どこへともなく
舞いゆきました





「 白、ゆめ 」( 了 )

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