ひどいやつら
民族だけの神かみカミ
善か
独善、斜視すれば横顔
地と天の
あらゆるところ
悪か
ゆるされて野
めざめれば
咲いておりました、ずっと
ずうっと遠いとおいあの
しあわせな
わたしもあなた、大切なあなたと
香りかわす
水面に揺らめき移ろう
花、の姿で
あれました。なつかしい
焦がれ憧れ見あげれば
海と空
彼方に
虹
知っていますか
いますね、ヒト科ケダモノ属
ですもの
生きものは疲れます、花もまた
生きておりましたから
生きておりますなら
けれども
神さまさえも
花でありました
遥けさ。
愛する花
野の花、いちりんいちりん
殺さず
愛してくださる
空の
海の
花。愛おしい
とおい。そう
あれた日
散って、花びら
あるかあらぬか
美
影、追えば
このイタズラのときにさえ
生きている、
花を。
どこにか、あなた
知りませんか