坂道を抱っこされ 登ってゆきおんなの子 お父さんの山脈の稜線の肩に 優しい太陽まるい顔をのせて つかむ手袋でひろい背中を 暖めてあげながら みつめているよ とおい地平線 染めあげられ 夕空オレンジ 瞳つぶらに 映して 大きくなって ふたり恋人とみつめる その日にも ひとりきり泣いてしまいみつめることもあるだろう その日にも この日の 美しい 夕陽 きっと灯りつづける
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