高畑耕治の詩


天国




生きていた日に楽しかったことといえば
あなたの笑顔
たえられなかった、いつまでも
あなたの泣顔

生かされていれば
いいこともあった、か
まだあるか、な
もうないか、も
ジゴウジトク
アリジゴク天国

人の痛み愛おしみ悲しみ
けして踏みにじられず

そのようなこの世
これまで、なかった、
いま、ない、
ずっと、なくても

なにものからもあなたが守られますように





「 天国 」( 了 )

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