高畑耕治の詩


いたみの花




痛めつけられてきたきみをただ
守りたいだけ

痛めつけられつづけるきみをただ
守りたいだけ

痛めつけられてただ
守ろうとなんとか
こらえてきた
こらえるしかできないわたしだから

傷み痛み悼み

情 純 真
極みに
散る
花びら
浴びさせてください

浴びてまにまに散りもろともに





「 いたみの花 」( 了 )

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